<aside> 💡

あらすじ

</aside>

行方不明の弟を探すために家を出たせつな。ひとり旅を続けるも、手がかりは掴めずにいた。ある日キタカミに凄腕の探偵がいるとの噂を聞きつける。

そしてやちよの元に辿り着くも彼女はすでに探偵を辞めており、仕事の依頼を全て断っていた。

どんな報酬でも払う、そんなせつなにやちよが突きつけた条件は"自分の代わりに探偵になる"ことでー!?

人物

せつな

弟のシノを探してたはずが何故か探偵をすることになる。文句を言いつつも無理難題に応える根性があり、やちよから素質があるとのお墨付きをもらった。 シノが何かを抱えていたことに気付いていた為、もっと兄としてしてやれることがあったと後悔している。

やちよ

キタカミの観光案内人。せつながシノの兄であることを見抜き、自分の罪を彼自身の手で暴き裁いてもらおうとしている。 やちよ自身も旅を通して、目を逸らしてきた事実と向き合うことになる。

シノ

せつなの弟。血の繋がりはないがせつなを本当の兄のように慕っている。 実家は有名な富豪だが、裏ではあらゆる犯罪に手を染めている。家族から逃げ続けるも居場所を知られてしまう。結果、この家を野放しにしてはいけないと自分の手で終わらせることを決意し皆殺しにする。

本名はシノノメ。せつなと家族になった時にその名前は捨て、もう二度と名乗らないつもりだった。

さよ

やちよの妹。兼助手。事件にのめりこみがちな姉のことをいつも心配していたしっかり者。 自暴自棄になった犯人の自爆に巻き込まれ死んでしまった可哀想な女の子。…とされているがやちよが思い出した最後のさよは、"犯人"であるシノを愛しそうに抱きしめる姿だった。

シノとさよ

二人は恋人同士。 やちよに事件の真相だけでなくさよ、そしてせつなとの関係を暴かれてしまうことを恐れ死を選ぶ。 そしてさよも巻き込まれたのではなく、愛しい恋人と心中することを自分で選びシノの元へ向かった。

唯一真実を知るやちよはこのことを公言するつもりはない。命を賭して守ろうとした秘密に気付かなかったふりをする、それがシノにできる唯一の贖罪。 せつなもシノが死を選んだ理由、二人の関係性に辿り着くことはない。